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子守話50 てんしのわっか
まいごのてんしがないていました。
「わっかをおとしちゃったよう。
 わっかがないと おそらにかえれないよう」
そこにとおりがかったたまちゃんは 
いっしょにわっかをさがすことにしました。

わっか わっか どこにあるかな。
ママのゆびわは ちいさすぎ。
ドーナツのわっかは でぶっちょすぎ。
タイヤのわっかは おもすぎて
フラフープは おおきすぎ。
わっかはいろいろあるけれど
てんしのわっかは みつかりません。

だったら わっかをつくりましょう。
きいろいおはなをあんで はなかんむりの わっかのできあがり。
てんしのあたまにのっけたら ほら ちょうどいいおおきさ。
それに とってもよくにあいます。
「てんしのわっかとはちがうけれど
 おはなのわっかは とってもすてき」
なきべそだったてんしが にっこりしたそのとき
おはなのわっかに たいようがきらりとあたり
きんいろのわっかにかわりました。

てんしのわっかは「やさしいきもち」で できていたのです。
やさしいきもちが ぎゅっとかたまったかたちが
きらきらひかる きんいろのわっかなのでした。

「ありがとう たまちゃん」
まいごのてんしは そらにもどっていきました。
てんしのすがたはどんどんちいさくなり とおざかっていきます。
「てんしさん さようなら げんきでね」
たまちゃんが そらをみあげて てをふると
きらっきらっと わっかがきらめくのがみえました。
たまちゃんには てんしがウィンクしているようにみえました。


◆いまいまさこカフェ日記2009年3月30日(月)2009年3月30日(月)「シ〜ザ〜」何回?1日3回「つばさ」第1回に掲載。
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by imaicafe | 2009-03-30 15:53 | story