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子守話45 ひばばのクッキー
あるひ テーブルのうえに ちいさなはこがありました。
「これはなに?」とたまちゃんがママにきくと
「ひばばのクッキーよ」とママがいいました。
「たまちゃん、ひばばおぼえてる?」とママにきかれて
「うーん わかんない」とたまちゃんはこたえました。
ひばばは じいじのママで パパのおばあちゃん。
たまちゃんは ひばばに なんどかあいにいきましたが
それは2さいになるまえのことで よくおぼえていなかったのです。
「ひばば とおくにいっちゃったの。 もうあえないの。
 ひばば クッキーになったのよ」とママがいいました。
たまちゃんとママは ひばばのクッキーを はんぶんこしてたべました。
ほんのりあまいにおいを かいだとたん
たまちゃんは ひばばにだっこされたひのことを おもいだしました。
「かわいこちゃんですねえ」そういって ひばばがわらうと
  しわくちゃのかおが いっそうしわくちゃになりました。
「ママ たまちゃん ひばば おぼえてる」とたまちゃんはいいました。
「ひばば やさしかったよ。ひばばのクッキーみたいに やさしかったよ」
「そう。ひばばのこと おぼえていようね」
「うん。たまちゃん ひばばのこと おぼえてる」
ひばばのやさしいかおをおもいうかべて
たまちゃんとママは ひばばのクッキーをたべました。
とてもおいしいクッキーでした。


◆いまいまさこカフェ日記2009年2月18日(水)クッキーになった、ひばば102歳。に掲載。
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by imaicafe | 2009-02-18 16:06 | story