Top
子守話26 まいごのちょうちょ
たまちゃんが おはなばたけを おさんぽしていると ちいさなちょうちょが ないていました。「えーんえーん おかあさんが いいよう」。ちいさなちょうちょは おかあさんとはぐれて まいごになったようです。たまちゃんは ないているちょうちょを よしよしとだっこしてあげました。それから いっしょに おかあさんさがしにでかけました。ちいさなちょうちょは きいろいはねに くろいみずたまもようがついていました。おかあさんちょうちょも おなじもようをしているといいます。たまちゃんと ちいさなちょうちょは きいろいはねに くろいみずたまもようのちょうちょをさがしはじめました。

しばらくあるいていくと きいろいちょうちょが とんでいるのがみえました。「あ おかあさんがいた」とちいさなちょうちょが うれしそうにいいました。けれど ちかづいて よくみると きいろいはねについているくろいもようは みずたまではなくて しましまでした。たまちゃんもちいさなちょうちょもがっかりしました。でも しましまちょうちょが「あっちに みずたまのちょうちょがいましたよ」としんせつにおしえてくれたので あっちをさがすことにしました。

しましまちょうちょにおしえてもらったばしょまでくると きいろいはねに みずたまもようのついたちょうちょが はなのみつをすっていました。「あ こんどこそ おかあさんだ」とちいさなちょうちょが いいました。けれど はなびらにかくれていた はねのしたはんぶんは きいろではなく あかいろでした。
たまちゃんもちいさなちょうちょも がっかりしました。でも きいろとあかのはねのちょうちょが おいしいはなのみつを わけてくれたので ちょっぴり げんきになりました。

たまちゃんとちいさなちょうちょは ひがくれるまで おはなばたけを あっちへいったり こっちへきたりしました。けれど おかあさんはみつかりません。とびまわってつかれたちいさなちょうちょを かたにちょこんとのせて たまちゃんはあるきつづけました。ちいさなちょうちょは たまちゃんのかたのうえで ねむってしまいました。たまちゃんも ちいさなちょうちょをかたにのせて きのしたで ねむってしまいました。

それから どれぐらいじかんが たったでしょう。「おかあさんよ。おむかえにきましたよ」とやさしいこえがして たまちゃんとちいさなちょうちょは めをさましました。きいろいはねに くろいみずたまがついたちょうちょが ひらひらと めのまえをとんでいました。「あ おかあさん」とちいさなちょうちょは おかあさんちょうちょにとびつきました。「おかあさん おんぶ おんぶ」とせがまれて おかあさんちょうちょは ちいさなちょうちょを せなかにのせてやりました。そっくりなおかあさんちょうちょとちいさなちょうちょは「たまちゃん ありがとう」とてをふるみたいにはねをひらひらさせて とんでいきました。

たまちゃんも おかあさんにあいたくなって おうちにかえりました。


◆いまいまさこカフェ日記2008年12月03日(水) 「何見てるの?」「ゆめみてるの」に掲載。
[PR]
by imaicafe | 2008-12-03 17:01 | story