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子守話15 パパのめがね
たいへんたいへん パパがめがねをわすれて かいしゃにでかけちゃった。
めがねはあわてて まどからとびだし パパをおいかけました。
もちろん レンズがわれないように やわらかい しばふのうえに とびおりました。

えきへいそぐパパのせなかが めがねにはよくみえます。
けれど なかなかおいつけません。
めがねのあしはみじかいうえに いつもパパのみみにこしかけているので
はしるどころか あるくことにも なれていないのです。

ようやくえきに つきました。
めがねは きっぷもかわず かいさつのしたをくぐりぬけて でんしゃにのりこみました。
おなじでんしゃに パパがのったのを みとどけたのですが
でんしゃはぎゅうぎゅうづめで どこにだれがいるのか かおがみえません。
めがねは たくさんのあしにふみつぶされないように きをつけながら
しらないだれかの くつのうえで ひとやすみしました。
けれど がたんとでんしゃがゆれると くつからすべりおちるので ねむるわけにはいきません。

でんしゃはパパがいつもおりるえきにつきました。
まいにちパパといっしょにかよっているので めがねはちゃんとおぼえています。
おりるひとの くつにひょいとのっかって めがねはじょうずにでんしゃをおりました。
そのくつには みおぼえがありました。
パパのくつです。

めがねはおもいっきりたかくとびあがって パパのめのまえにとびだしました。
わあ、とパパがびっくりしたときには めがねはりょうあしを パパのみみにひっかけていました。
パパは きのうのよる どこにめがねをおいたかわすれてしまっていたのです。
だけど めがねをさがすためには めがねがひつようだったのでした。
めがねのほうから さがしにきてくれるなんて とパパはおおよろこびしました。


◆いまいまさこカフェ日記2008年04月23日(月)マタニティオレンジ272 二語でおしゃべり、たま1歳8か月に掲載。
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by imaicafe | 2008-04-23 17:48 | story