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子守話8 お風呂に おっこちた お星さま
たまちゃんがお風呂に入ったら、お星さまがプカプカうかんでいました。
「あれ? お星さまもお風呂に入るの?」とたまちゃんはびっくり。
「すいーっと流れてきたら まどがあいていて 
 ぽちょんと おっこちてしまったんですよお」
お星さまが きもちよさそうに言いました。
だらんと体がのびているのは 流れ星だからでしょうか。
それとも ぬくぬくのおゆに うっとりしているからでしょうか。
「お風呂はいいですねえ。体がきれいになる気がします」
お星さまは長くなった体をゆらゆらさせながら言いました。
「お星さまは、とってもきれいよ」
「こう見えて、けっこうよごれているんですよ。
 空にはチリやゴミがたくさんただよっていていますから」
「じゃあ、お星さまをあらってあげる」とたまちゃん。
せっけんをたっぷりつけて タオルでごしごしみがくと
お星さまはツルツルのピカピカになりました。
「ああすっきりした。なんだか生きかえった気分です。
 体の中からげんきが出てきましたよ」
お星さまは のびきっていた体をしゃきっとちぢめて
ギザギザの角っこがついたお星さまらしい形になって
キラキラと手をふりながら空へかえっていきました。
「あ、いた!」
たまちゃんが空をゆびさしました。
ひときわピカピカと光っているお星さまが、ひとつ。
お風呂におっこちたお星さまにちがいありません。


◆いまいまさこカフェ日記2008年02月14日(木) 火事と水回りクリーニングの木曜日に掲載。
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by imaicafe | 2008-02-14 16:25 | story